会長ご挨拶

 糸島ブランドは、今や福岡・九州のみならず全国でも有名なブランドに成長しています。糸島で採れた農作物は、市場で非常に評価が高く人気があります。全国的に有名なゴルフ場や若者に人気のおしゃれなお店、写真映えする観光スポットも多くあります。また、九州大学が伊都キャンパスへ移転したことにより、日本でも指折りの学園都市に変貌を遂げました。
 しかしながら、そのような糸島半島も「交通インフラ」に大きな問題を抱えています。「地域の皆様に暮らしの足を提供したい」とバス事業に乗り出した昭和グループの創始者 金子道雄の思いを胸に、令和の時代の技術を駆使して、このプロジェクトに共感・賛同いただいた多くの仲間とともに果敢にチャレンジしてまいりたいと思います。MaaS*の取組みによって得られた知見を、これから先の北部九州、ひいては同様の交通課題を抱える日本の方々のために活かせればと考えております。
 『先ず隗より始めよ』新たなモビリティ社会実現のために、仲間とともに進めてまいります。ご期待ください。
よかまちみらいプロジェクト
コンソーシアム会長
(昭和グループ代表)   金子 直幹
*MaaS(マース):”Mobility as a Service”の略で、複数の移動手段を組み合わせることで、より便利な移動を実現する交通サービス


 


よかまちみらいプロジェクトとは


【よかまちみらいプロジェクトとは】

 「よかまちみらいプロジェクト」とは、福岡県・佐賀県・長崎県でトヨタ販売店事業や交通事業を中心に展開する昭和グループが、「移動サービスで北部九州を未来へ繋がるよかまちへ」をコンセプトに、地域が抱える課題解決と地域の魅力向上・活性化に貢献すべく、2020年10月5日に発足したプロジェクトです。
 本プロジェクトは、志を同じくする数多くの企業と「よかまちみらいプロジェクトコンソーシアム」を形成し、各社が相互連携しつつ自主自立的なサービスの企画・開発・提供を行います。また、プロジェクトパートナーとしてトヨタ自動車株式会社様をはじめ様々な企業・関係自治体・団体・教育機関にも参画いただいております。

 

【発足の背景】

 2020年1月、米ラスベガスにて開催された世界最大級の見本市「CES2020」において、トヨタ自動車株式会社の豊田章男社長(当時)が人々の暮らしを支えるあらゆるモノやサービスがつながる実証都市「Woven City(ウーブン・シティ)」のプロジェクトを発表しました。発表を受けて、トヨタ販売店事業を展開する昭和グループとしてもモビリティカンパニーへの変革にチャレンジし、北部九州をさらに魅力あるまち(=よかまち)にしたいとの想いに至りました。
  しかしながら、昭和グループが提供する移動サービスの力だけでは地域の皆様に喜ばれ、未来へ繋がる「よかまち」を創ることはできません。そこで、2020年10月、志を同じくする多くの企業・自治体・団体の皆様とともに「よかまちみらいプロジェクトコンソーシアム」を立ち上げ、移動サービスを軸に様々なサービスやイベントを通して地域の活性化に貢献すべく、活動を始めました。

 



【プロジェクトの舞台】

  「よかまちみらいプロジェクト」の舞台となるのは、福岡県の北西部に位置する糸島半島です。糸島半島は、美しい海岸線と豊かな山々に囲まれた自然豊かな環境をもち、ブランド食材や観光スポットも豊富なうえ、福岡市中心部からのアクセスも抜群な地域で、全国的にも人気の観光地・移住地として知られるようになりました。
 しかし、糸島半島は様々な交通課題を抱える地域でもあります。 
例えば、海沿いのエリアは人気の観光スポットが東西に広く点在していますが、車以外の移動手段が少なく、特に休日は交通渋滞が頻発しています。また、半島の中央には九州大学伊都キャンパスが位置し、多くの学生が生活していますが、最寄りの駅からキャンパスまでが離れており、通学や買い物の移動に不便さを感じています。一方、特に南部や西部では高齢化が進行しており、バスの本数も十分ではなく、マイカー以外での移動が困難であることから、高齢者の免許返納が進まないという問題があります。
 このように、日本の交通課題の縮図とも言える糸島半島において、移動サービスを通した課題解決に産官学連携でチャレンジするのが「よかまちみらいプロジェクト」です。